みんな「理由」が大好き

「意味づけ」の病
報道に関しては競争の果ての事象なのかもしれないけれど、報道に限らずこういった傾向は人間の「さが」としてよく見られる現象だと思う。普通の人は根拠がヘボくても意味がついてたほうがすきなんです。AだからBという話法を正しい根拠のもとにしか使えなくなったら世間話とか日常会話全般が成立しない。そして普通の人は世間話と新聞の社説を区別しない。
ていうかこれを大げさに言うと「権威」とか「宗教」とかが説く「理由」を無批判に受け入れて安心する云々みたいな手垢のついた議論とおんなじかも。
たしかに経験的にいって(つまり何の根拠もなくいって、ということですが)人って自分にとって重大な出来事ほど深い原因のもとに発生していると考える傾向があると思う。(深い意味づけがされた出来事ほど自分にとって重大ととられる傾向があるかは未確認)
・・まあ、個人的には実感として、いいとか悪いとかじゃなくて「さが」なんだと思う。