保険の価値

通勤電車の車内広告で見つけた本。

医療保険は入ってはいけない!

医療保険は入ってはいけない!

読んでないし読むつもりも無いけど、こういう本は広告戦略面で絶望的なハンデを背負っていて、なかなかヒットできない感(過小評価を免れない)がありながら、それでいて車内広告を打っているのに頑張りを感じたので紹介。
そして、読んでもないのにコメントします。
確かに、ほとんどの人はファイナンスも法規もロクに理解せずに保険に入るわけで、そういった意味で保険屋が有識者から見ればひどい商品設計およびプロモーションをしているという指摘は事の重大さのわりには世の中にそれほど共有されていない事実だとは思う。
だけどある保険の値段が高いか安いかという問題(すなわち加入の価値があるか無いかという問題)はそんなこととはあんまり関係ない気がする。実際には「精神的に安心できる」、「上司に頼まれた」、「勧誘の女の子が可愛い」などを加入の理由にする人が大多数でしょう。そしてこのとき保険は加入者の納得する価値を提供できているわけです。
結論としてはボッタクリといえばボッタクリだが高付加価値という日本語もありますよ、という感じ。モノは言いようというレベルで特に昨今の医療保険がヤバイという感じはしません。ってホントどうしようもない結論ですけど。