「世界一わかりやすい株の本」を読む
あまり興味はないけど教養は大事かなと思い、株の本を少し読んでみる。というわけでとりあえず手にとってみたのは大ベストセラー(らしい)「世界一わかりやすい株の本」。
個人投資家の視点からどういうふうにすれば株でお金が増やせるかが、確かに非常に分かり易く書いてあった。売れるのもうなずける。
ただ、冒頭でみんなも株やってウハウハしようぜと言っておきながら本文ではうまい話はないですよと言っている(そう明言しているわけではないけど僕にはそうとしか解釈しようがなかった)感じがして少し矛盾も感じた。結局貧乏人(庶民とも言う)が一発逆転をかけるには短期投資のゼロサムゲームでアコギなことかける(これも才能が必要)しかないよ、ということをかわいいキャラクターと分かり易い文章でなるべく門戸が広く見えるように気をつけながら書いた、という感じ。落ちてる金をうまく拾う方法指南!みたいな。
長期投資は短期よりはみんなが幸せになってまだ建設的だけど今度は利回りが悲しいほど低い。結局金持ちか株式投資自体に幸せを見出す変人以外には大して大事な話じゃないという印象。
- 結論
- かぶやるか!という気持ちにはならないけど勉強にはなった。
- 作者: 細野真宏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/06/10
- メディア: 大型本
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